【金融機関別】不動産投資ローン金利一覧2026——利上げ後の相場と年収要件の壁
- 短期プライムレートは2024年8月の1.475%から、2026年8月には2.375%へ改定される見通しです(共通リサーチ時点)。約2年で0.9ポイント上昇しました。
- 都銀は金利1.5〜2.0%台と低い一方、審査は優良属性・優良物件に限られる傾向があります。
- ノンバンクは2.5〜4.0%(一部4%超〜7%台)と高いものの、審査は相対的に緩い傾向があります。
- 投資用ローンには、住宅ローンにある「5年ルール」「125%ルール」(返済急変を緩和する仕組み)が付かないことが多いとされています。
- 借入3,000万円・35年で金利が2.0%から3.0%に上がると、毎月の返済額は約1.6万円増える計算になります(筆者試算の目安)。
不動産投資のローンを検討し始めると、「金利は金融機関によって全然違う」という話を聞いて、結局どこに相談すればいいのか分からなくなった、という方は多いと思います。
私たちは、不動産会社の販売資料を公的な一次情報と突き合わせて検証することを専門にしています。これまでに数十社分の販売資料と収支シミュレーションを読み比べ、Q&Aサイトに投稿された購入後の相談も継続的に読み込んできました。金利の低さだけで金融機関を選ぶと、実は審査のハードルや、将来の出口で苦しむリスクを見落とすことになります。
この記事では、都銀・地銀・信金・ノンバンク・日本政策金融公庫の金利帯と年収要件を一覧にし、2024年から2026年にかけての短期プライムレートの推移を時系列で示します。そのうえで、「金利が低い銀行ほど審査が厳しく、審査が緩い銀行ほど出口で苦しみやすい」という逆説を、具体的に説明します。
金利だけを見て金融機関を選ぶと、あとで想定外の壁にぶつかることがあります。この記事を読めば、金利と審査基準をセットで考える視点が身につきます。
属性が同じでも、相談する金融機関によって提示される金利や限度額はまったく違います。この記事は、その違いがどこから生まれるのかを解き明かすためのものです。
数字を鵜呑みにせず、ご自身の状況に照らして読み進めていただければと思います。
金利は「一つの数字」ではない
「金利1.5%」と「金利4.0%」を並べられると、当然低いほうが得だと考えるのが自然です。ただし不動産投資のローンでは、金利の低さと審査の通りやすさは、しばしば反対方向に動きます。
金利が低い金融機関は、その分だけ貸し倒れのリスクを取りたがりません。属性(年収・勤続年数・自己資金)や物件の立地を厳しく審査する傾向があります。逆に金利が高い金融機関は、その金利の高さでリスクを吸収しているため、審査基準を広げやすくなります。
この記事では、金利の高低だけでなく、審査の緩さと出口(将来売却するときの位置づけ)まで含めて、金融機関を見る視点を整理します。借入金利がイールドギャップという指標にどう影響するかは、別記事で6階層に分けて説明しています。
数字を比較するだけでなく、「なぜその金利になっているのか」という背景まで理解しておくと、金融機関選びで後悔しにくくなります。
同じ属性の人が複数の金融機関を回ると、提示される金利も限度額もまったく違う、という報告はQ&Aサイトの投稿でも何度も確認できます。金融機関ごとに「見ているポイント」が違うことの表れだと思います。
この記事を読み終える頃には、金利の高低を見ただけで「有利」「不利」と即断する見方から、一歩進んだ視点を持てるようになっているはずです。

短プラの推移—1.475%から2.375%まで(2024/8〜2026/8)
短期プライムレート(主要行が優良企業向けに設定する最優遇貸出金利)は、2024年8月時点で1.475%でしたが、その後段階的に引き上げられてきました。
2024年9月に1.625%、2025年3月に1.875%、2026年2月に2.125%となり、2026年8月には2.375%へ改定される見通しです(共通リサーチ時点)。次の図で、この推移を確認してみましょう。
投資用ローンの多くは、この短期プライムレートに連動する変動金利で貸し出されています。つまりこの推移は、そのまま多くの投資家の返済額に直結する数字です。金利上昇が月々のキャッシュフローに与える影響は、別記事で実額を試算しています。
2024年3月にマイナス金利が解除されて以降、日銀の政策金利は段階的に引き上げられ、2026年6月には1.00%程度まで到達しています。短期プライムレートの上昇は、この政策金利の動きと連動していると私たちは理解しています。
この上昇ペースが今後も続くかどうかは誰にも断定できません。ですが、少なくともここ2年の実績としては、金利は一方向に上がり続けてきたという事実は押さえておくべきです。
ちなみに固定金利を選ぶという選択肢もありますが、投資用ローンでは変動金利に比べて固定金利の商品数が少なく、金利水準も高めに設定されていることが一般的です。
金融機関別の金利帯と年収要件
金融機関を業態別に分けて、変動金利の目安を一覧にすると次のようになります。実際の適用金利は、属性・物件・借入額によって変わるため、あくまで目安として見てください。
| 業態 | 変動金利の目安 | 審査の傾向 |
|---|---|---|
| 都銀(メガバンク) | 1.5〜2.0%台 | 優良属性・優良物件に限定される傾向 |
| 地銀 | 2%前後〜3%台 | 地元エリア・地元勤務者を優遇する傾向 |
| 信用金庫 | 2%台〜3%台 | 会員・地域密着の関係性を重視する傾向 |
| ノンバンク | 2.5〜4.0%(一部4%超〜7%台) | 属性の幅は広いが金利は高め |
| 日本政策金融公庫 | 1%台〜2%台 | 創業・小規模事業向けで審査基準が別枠 |
次の図でも、この金利帯を範囲として可視化してみます。
年収要件についても、業態や商品によって大きく異なります。スルガ銀行はかつて年収500〜600万円程度でも融資対象でしたが、現在は900〜1,000万円水準とされています。年収別の融資可能額の目安は、別記事にまとめています。
金融機関のホームページに載っている金利は「最優遇金利」であることが多く、実際に自分に適用される金利は、それより高くなるケースが一般的です。一覧表の数字を「自分に確約された金利」だと思い込まないよう注意してください。
資料請求をする際は、金利だけでなく、審査でよく確認される項目(勤続年数・自己資金・既存借入の状況など)も事前に整理しておくと、相談がスムーズに進みます。
同じ都銀であっても、支店や担当者によって提示される条件が変わることがあります。一つの窓口で断られたとしても、別の支店や担当者では違う回答が返ってくる場合もあるため、簡単にあきらめる必要はありません。

金利が低い銀行ほど審査が厳しい理由
都銀やメガバンクの金利が低いのは、単純に「優しいから」ではありません。優良属性・優良物件だけに融資対象を絞り込むことで、貸し倒れのリスクを抑えているからです。
年収・勤続年数・自己資金の比率・物件の立地のいずれかが基準に届かない場合、都銀の窓口では相談すら進まないことがあります。金利の低さは、いわば「選ばれた人向けの価格」だと私たちは理解しています。
事件後に標準化した融資基準(目安)として、①新規大家(初心者)には融資しない ②物件価格の2〜3割の自己資金が必要 ③融資限度額は年収の10倍以下、という3点が挙げられます。これは主に都銀・地銀で意識される基準だと私たちは理解しています。
都銀の融資担当者と話す機会があれば、「この属性・この物件でどこまで借りられるか」を具体的に聞いてみることをお勧めします。抽象的な質問より、具体的な数字のほうが、審査基準の厳しさが実感として伝わってきます。
都銀の担当者から具体的な回答が得られない場合、それは属性か物件のどちらかが基準に届いていないサインだと私たちは考えています。
物件を見る前に「自分がいくらまで借りられるか」を先に知る。
- 運営は株式会社MFS(東証グロース 196A)。貸金業 東京都知事第31690号
- 不動産投資ローンの借入可能額診断・借り換え診断サービス
注意 同社は投資助言・代理業の登録事業者ではありません。得られるのは情報提供・診断であり、投資助言ではありません。
上記はINVASEの公表値・公開情報にもとづく記載です。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
審査が緩い銀行ほど、出口で首を絞められやすい
一方、ノンバンクなど審査が相対的に緩い金融機関は、金利の高さでリスクを吸収しています。属性に自信がない人でも借りやすい反面、金利が高い分、毎月の返済負担は重くなります。
さらに見落とされがちなのが「出口」の問題です。審査が緩い金融機関で高値の物件を買ってしまうと、将来売却するときに残債務を下回る価格でしか売れない、いわゆる残債割れの状態に陥りやすくなります。区分マンションと一棟アパートでは、この出口の取りやすさ自体も変わってきます。
金利の高さだけを見て「借りられるから借りる」という判断をするのではなく、その物件を将来手放すときの現実的な価格まで、あらかじめ想像しておくべきだと私たちは考えています。
出口を意識せずに物件を買うと、いざ売却しようとしたときに初めて「思ったより高く買っていた」ことに気づくケースが少なくありません。購入時点で、将来の売却価格をある程度想定しておくことが大切です。
売却のしやすさは、立地や築年数だけでなく、購入時の価格が周辺相場からどれだけ乖離しているかにも左右されます。この点は物件選びの初期段階から意識しておくべきです。
投資用ローンの融資条件に関する相談では、「フルローンが出た」という話を喜ぶ相談者に対して、回答者が冷静に水を差すやり取りが繰り返し見られます。
- 「フルローンが出る=属性を焼かれている、ということ」という表現が複数の回答で使われています。頭金なしで満額の融資が実行されるのは有利な条件ではなく、その分金利や物件価格に業者側の利益が上乗せされている可能性を疑うべきだという趣旨です。
- 「金融機関は通常、最低でも物件価格の1割、都市銀行であれば3〜4割程度の頭金を求める」という水準が、複数の回答で目安として繰り返し挙げられています。この水準から大きく外れてフルローンが通る場合、物件の担保評価や審査基準そのものに疑問を持つべきだという指摘です。
- 「金利の低さだけで金融機関を選ぶと、審査の緩さゆえに割高な物件を掴まされていることに気づきにくい」という声もあります。
- 「投資用ローンには住宅ローンのような5年ルール・125%ルールがないため、金利上昇の影響が返済額にほぼそのまま反映される」と注意喚起する回答も繰り返し見られます。
フルローンが出ること自体を否定するものではありませんが、「なぜ出たのか」を考える視点が繰り返し強調されています。
投資用ローンには「5年ルール」も「125%ルール」もない
住宅ローンには、金利が急に上がっても返済額の急変を緩和する「5年ルール」(返済額を5年間据え置く仕組み)と「125%ルール」(見直し後も上昇は前回の125%までに抑える仕組み)が用意されていることがあります。
ところが投資用ローンには、これらのルールが付かないことが多いとされています。金利が上がれば、ほぼそのまま返済額に反映されます。次の図で、この違いを整理してみます。
投資用ローンを組む際は、金利上昇がそのまま返済額に反映される前提で、返済シミュレーションを組んでおくべきです。
この事実を知らないまま変動金利で投資用ローンを組むと、金利上昇時に想定外の返済額に直面することになります。契約前に、金融機関の担当者へ「5年ルールや125%ルールは適用されますか」と明確に確認しておくべきです。
金融機関によっては、5年ルールに類する仕組みを独自に用意している場合もありますが、それを前提に資金計画を立てるのは危険だと私たちは考えています。

金利1%の差が返済額に与える実額
共通リサーチの試算では、借入3,000万円・35年・元利均等の場合、金利2.0%なら毎月の返済額は約99,400円、金利3.0%なら約115,500円です。差は月あたり約16,100円、年間では約19万円になります(1%あたりの目安)。
借入2,000万円の場合は、金利2.0%で約66,300円、金利3.0%で約77,000円と、月あたり約10,700円の差になります。借入額が大きいほど、金利上昇の影響も大きくなる関係です。
| 借入額 | 金利2.0% | 金利3.0% | 月々の差 |
|---|---|---|---|
| 2,000万円 | 約66,300円 | 約77,000円 | 約10,700円 |
| 3,000万円 | 約99,400円 | 約115,500円 | 約16,100円 |
この差を年間の家賃収入と比べたとき、どれくらいの割合を占めるかまで確認しておくと、金利上昇への耐性がより具体的に見えてきます。
金利上昇の影響は、借入額だけでなく残存期間によっても変わります。返済期間の序盤ほど元金の減りが遅く、金利上昇の影響を長く受け続けることになります。
金利上昇に備えるという意味では、繰上返済によって元金を早めに減らしておくことも、一つの防御策になります。
仮に借入額を4,000万円まで増やした場合、金利1%の上昇による年間の負担増は、3,000万円のケースのおよそ4/3倍、25万円前後になると試算できます(筆者試算の目安)。
属性別に見た、狙うべき金融機関の目安
属性に自信がある方(勤続年数が長い、上場企業や公務員などの安定した属性、自己資金を物件価格の2〜3割用意できる)は、まず都銀・地銀の窓口を確認する価値があります。金利の低さがそのまま長期の収支を有利にします。
一方、自己資金が少ない、あるいは勤続年数が短いといった方は、無理に都銀を狙うより、信金やノンバンクで現実的な条件を確認したうえで、物件価格と利回りを慎重に見極めたほうが結果的に安全だと私たちは考えています。公務員の方は属性評価が高い分、営業から狙われやすい立場でもあるため、別記事の内容もあわせて確認してください。
いずれの属性であっても、複数の金融機関に相談し、条件を比較したうえで判断することをお勧めします。一つの金融機関の提示条件だけを鵜呑みにしないことが大切です。
属性に加えて、物件の所在地や築年数によっても、対応できる金融機関は変わってきます。地方の築古物件を都銀で検討するより、地元の信金や地方銀行のほうが現実的な選択肢になることもあります。
複数の金融機関を比較する際は、金利の一覧表だけでなく、実際に相談した担当者の対応の丁寧さも判断材料に加えるとよいと思います。
2027年の金利見通しをどう考えるか
2027年末の政策金利見通しについては、機関により見立てが分かれています。野村證券は1.50%程度、三井住友DSアセットマネジメントは1.75%程度、BNPパリバやOECDは2.0%程度としており、0.75%〜2.00%という1.25ポイントの幅があります。
単一の数字を信じて資金計画を立てるのではなく、レンジの中でも厳しめのシナリオ(金利が上振れするケース)でシミュレーションしておくことを私たちはお勧めします。金利上昇がイールドギャップをどこまで縮めるかは、別記事のDSCR試算もあわせて確認してください。
日銀は2026年度の考査方針として、不動産業向け貸出の審査・管理体制を重点的に点検すると明記しています。これは今後、投資用ローンの審査が再び締まる可能性を示すシグナルだと私たちは受け止めています。
不動産業向け融資残高は2025年12月時点で約115兆円、前年同月比+7.8%と、2023年3月以降5%超の伸びが続いています。市場全体としては融資が拡大している一方、個別の審査は今後厳格化に向かう可能性がある、という一見矛盾した状況にあると私たちは見ています。
この考査方針は、金融機関に対して「甘い収支計画を前提にした融資を控えるように」という圧力として働く可能性があります。結果として、今後は審査がやや厳しくなる方向に振れると私たちは見ています。
融資審査が厳格化する局面では、金融機関は特に、空室率や修繕費を保守的に見積もった収支計画書を求める傾向が強まります。楽観的な数字だけの資料では、審査が通りにくくなる可能性があります。

金利以外に確認すべき融資条件
金利以外にも確認すべき条件があります。融資期間(法定耐用年数との関係で短くなることがある)、団体信用生命保険の有無、繰上返済手数料、金利タイプの見直し時期などです。
特に融資期間は、同じ金利でも1年短くなるだけで毎月の返済額が数千円単位で変わります。金利の一覧表だけを見て金融機関を決めるのではなく、これらの条件もあわせて資料請求時に確認してください。年収別の節税効果とあわせて資金計画を考えたい方は、別記事も参考にしてください。
団体信用生命保険は、契約者に万一のことがあった場合にローン残債が保険で弁済される仕組みです。加入の有無や保険料の負担方法は金融機関によって異なるため、金利とあわせて内容を確認しておいてください。
繰上返済手数料は、無料の金融機関もあれば、数万円単位の手数料がかかる金融機関もあります。将来的に繰上返済を考えている場合は、この条件も比較材料に加えてください。
金利タイプの見直し時期(半年ごとの見直しが一般的)についても、契約書の細部まで確認しておくべきです。見直しのタイミングによっては、市場金利の変化が反映されるまでに時差が生じることもあります。
結局、どの金融機関を選ぶべきか
ここまでの内容を整理すると、金利の低さだけで金融機関を選ぶのは早計です。①金利帯 ②年収・自己資金の要件 ③5年ルール・125%ルールの有無 ④融資期間や諸条件、の4点をセットで確認することを私たちはお勧めします。
自分がどの金融機関のどの金利帯に該当するのか分からない場合は、物件を探す前に、借入可能額を診断してみるのも一つの方法です。不動産投資を始める前に確認すべき条件は、判定フロー形式でまとめています。
金利は毎年のように動きます。今日時点の一覧表がそのまま来年も通用するとは限らないため、定期的に最新の条件を確認する習慣を持つことをお勧めします。
金融機関選びに正解は一つではありません。ご自身の属性、目指す物件、リスク許容度によって、最適な組み合わせは変わってきます。この記事の一覧表を、その最初の判断材料として使っていただければと思います。
この記事で紹介した金利帯や年収要件は、あくまで2026年7月時点の目安です。実際に相談する際は、最新の条件を金融機関に直接確認することをお勧めします。
よくある質問
短期プライムレートは、主要な金融機関が優良企業向けに設定する最優遇の短期貸出金利です。多くの投資用ローンの変動金利は、この短期プライムレートに連動して決まります。2024年8月の1.475%から、2026年8月には2.375%へ改定される見通しです(共通リサーチ時点)。短期プライムレートの動きは、日銀の政策金利の動向とあわせて確認しておくと、今後の見通しも立てやすくなります。
金利の低さだけで判断するのは危険です。金利が低い金融機関ほど、優良属性・優良物件に融資対象を絞り込んでいる傾向があります。審査に通らない場合や、無理に条件を合わせようとする場合は、かえってリスクが高まることがあります。複数の金融機関に相談し、金利だけでなく審査基準の厳しさも比較したうえで判断することをお勧めします。
投資用ローンには、住宅ローンにある5年ルールや125%ルール(返済額の急変を緩和する仕組み)が付かないことが多いとされています。金利が上がれば、ほぼそのまま返済額に反映される前提で考えておくべきです。契約前に、担当者へ5年ルールや125%ルールの適用有無を具体的に確認しておくべきです。
共通リサーチの試算では、借入3,000万円・35年の場合、金利2.0%と3.0%で月あたり約16,100円、年間で約19万円の差になります(筆者試算の目安)。借入額が大きいほど、この差も大きくなります。借入額が大きい一棟物件では、この差がさらに大きな金額になる点にも注意してください。
2027年末の政策金利見通しは、機関により0.75%から2.00%まで幅があります。単一の数字を信じるのではなく、レンジの中でも厳しめのシナリオでシミュレーションしておくことを私たちはお勧めします。厳しめのシナリオでシミュレーションしても収支が成立するかどうかが、一つの判断基準になります。
自己資金が少ない場合、無理に都銀を狙うより、信金やノンバンクで現実的な条件を確認したうえで、物件価格と利回りを慎重に見極めることをお勧めします。金利の高さに見合うだけの収益性があるかどうかが判断の軸になります。金利の高さに見合うだけの利回りが確保できているかどうかを、DSCRなどの指標であわせて確認してください。
共通リサーチ資料の目安では、都市銀行が1.5〜2.0%台、地方銀行が2%前後〜3%台、信用金庫が2%台〜3%台とされています。2〜2.5%という水準は、優良な属性・優良な物件であれば都市銀行や上位の地方銀行で実現し得る範囲ですが、必ずしも誰にでも提示される数字ではありません。他の金融機関の条件とも比較し、金利だけでなく審査の厳しさや物件評価の妥当性も合わせて確認してください。
その可能性は限定的です。知恵袋でも「フルローンが出る=属性を焼かれている」という指摘が繰り返されているとおり、頭金なしで満額の融資が実行される背景には、物件価格に業者側の利益が上乗せされている、あるいは審査の緩い金融機関が使われている可能性があります。共通リサーチ資料の目安でも、金融機関は通常、物件価格の1割から、都市銀行では3〜4割程度の頭金を求めるとされています。この水準から大きく外れる場合は、なぜフルローンが出たのかを一度立ち止まって確認してください。
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